おさの言葉

みよたんクエストに、集え勇者よ!!
第18代まちのおさ ひろし

勇者の血をひきし者よ! そなたが来るのを待っておった。

その昔、伝説の勇者は故郷たるここ、御代田町を離れ、彼の地で真面目に仕事をこなし、コツコツ貯めた「光の玉」を御代田町に寄付し、故郷発展の基礎を築いたそうな。

そなたも知っておろう、今や寄付は「ふるさと納税」に名前を替え、そなたの好きな自治体の発展に貢献できるようになったのだ。上限までは年間2000円という小さな負担で、希望すれば返礼品という名の町の物産を手に入れることもできる。良い時代になったものよのう。

「おさ」になる前、北海道に住んでいたころは、私も実家のある北海道日高町、父のルーツがある鹿児島県大崎町、同級生が市長を務める佐賀県武雄市などにふるさと納税し、それぞれのまちを応援していたものじゃ。いまはもちろん、全額御代田町に納税しているがのう。

令和2年度は全国4000人超の勇者のおかげをもって、前年度の2倍以上である2億3200万ゴールドが集まった。そのゴールドをもって町の妖精「みよたん」はレベル30まで成長し、見事、最後の難敵「給食費の無償化」も倒すことができたのじゃ。

だが、じゃ。令和3年度、再び御代田町は闇に包まれ、「あかり」が失われてしまった。今年のテーマは、町全体にLEDをともすこと。カーボンニュートラルの時代に、消費電力の削減は急務となっておる。蛍光灯照明器具が次々生産中止となるなか、LED化は待ったなし。LEDがともれば、給食費の無償化を長期間続けるための基金も形成しなくてはならない。勇者諸君の奮闘を乞い願うばかりじゃ。

今年も、勇者諸君からいただく寄付は全額、あらかじめ使い道を明らかにしておる。遠くにいても勇者諸君が、御代田町のここを応援したい、という気持ちで寄付をしてくれる限り、我々は勇者一人一人がまちづくりの主役であることを忘れることはない。

御代田町の将来は、そなたの腕に託された。ゆけ、勇者よ!